めじろそらクリニックのblog

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2018年04月

はじめまして!

めじろそらクリニックで臨床心理士をしている福島です。

 

突然ですが、みなさんは普段「イライラ」することがありますか?

「全くない」と答える人はほとんどいないでしょう。

 

「子どもが言うことをきかない」

「夫婦で話そうとするといつも喧嘩になる」

 

そんな、いつも決まった時・場所で、
イライラが怒りに変わる経験をしている方もいるのではないでしょうか。
 

怒りを抑えようと思ってもなかなか抑えることができなくて、ついに爆発。

その後、自己嫌悪に陥ってしまうこともありますね。

 

そこで、抑えるのではなく、
「感情を葉っぱに乗せて流す」という方法をご紹介したいと思います。

 

例えば、普段は何もしない夫が、急に家事をすると言い出した時。

夫はどこに何があるかわからないので、結局自分が一から教えることになり、
かえって仕事量は倍になる。
 

「またできもしないことを始めた。」
「どうせ私が最終的にやることになるんだ」
という気持ちが湧き上がってきたら。

 

イライラから、夫婦喧嘩に発展してしまうという場合、
どんなことがきっかけになるかは、自分でもなんとなくわかっているものです。

 

ここで重要なのは「私はこの状況にイライラしている」と、いったん認めること。
状況を客観視することです。

 

自分の「イライラ」状況をモニターできたら、
そっと目を閉じ、自然の中にある小川を頭の中にイメージしてみましょう。
 

そして、川のそばに立つ自分を想像し、
一枚の葉っぱが上流から流れてくる様を思い浮かべてみてください。
 

その葉っぱが目の前に来たら、上に「イライラ(物に見立てて)」を乗せます。

そのまま葉っぱが遠くまで流れて見えなくなる様子をイメージし続けましょう。

 

イライラが通り過ぎて、
いつのまにか、少しほっとしている自分がいることに気付けたら、しめたものです。

 

「手伝う気持ちになっただけでも感謝しよう」
「今日は初めてだから仕方ない」と別の見方が浮かんできているかもしれません。

 

自分のイライラ、緊張、不安などに向き合い、
それらの気持ちを鎮める方法は他にもいろいろあります。
 

習得すれば、どこでも自分で行うことが可能な「自律訓練法」もその一つです。

当クリニックでは、私が「自律訓練法」のコースを提供していますので、
興味のある方は、ぜひお声かけください。

 

みなさんもイライラを「抑える」より「流して」みませんか。

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こんにちは。
めじろそらクリニックの松永です。

新体制になってから、2週間が過ぎました。
この間、クリニックを訪れる人の話題には、
「変化」がキーワードとしてよく登場します。

そう、4月は多くの人が
新学期や新職場でスタートを切ります。
(私も今年はそのひとりです ^^)

自分の学校や職場が変わらなくとも、
周りの顔ぶれが変わるということもあるでしょう。

こうした状況では、
期待もあり、不安もあり、
少し心が動きやすくなっています。

心がザワザワとして落ち着かないときは、
過去や未来にばかり目を向けているのかも。

If you are depressed, you are living in the past.
If you are anxious, you are living in the future.
If you are at peace, you are living in the present.

気持ちが落ち込むのは、過去を生きているからだ。
不安になるのは、未来を生きているということ。
もし、心が安らかなら、あなたは現在を生きている。

中国の老子が言った言葉です。

「〜すればよかった」
「〜になったら、どうしよう」
という思いにとらわれそうになった時に
私はこの教えを頼りにしています。

写真は、散歩中に見つけたタケノコ。
今日のテーマ、4月にかけて。
(タケノコご飯、食べた〜い!)

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