どうせ自分はダメな人間。
あれも、これも中途半端でうまくいかない。
誰の役にも立っていない。
気持ちが沈んでいる時は、ついそう考えてしまいます。
これは、認知行動療法で言うところの
<心のフィルター>がかかった状態です。
気分がウツに傾いている時には
グレーのフィルターを通して世界を見ているのです。
だから、本当は何かしらいいことがあっても
その存在に気がつきません。
世の中全てが灰色に見えます。
もっと悪いことには、
フィルターがあることすら気がついてない。
だから、自分の見え方は<事実>そのものだと
思い込み、一層気持ちが沈んでしまう。
あなたが今見ている世界が
もしもグレーだったら。
「微力だが、無力ではない」
そう呟いてみてください。
あなたは無力ではありません。
ささやかであっても、確かに一隅を照らしている
そのことを忘れないでください。

寒さの中に凛と咲く、ロウバイの花
