このまま涼しくなっていくのか?
と思いきや、10月なのに真夏日到来。
今年の天候には思い切り振り回されている気がします。

私たちの思考には、どうやら慣性の法則があるようで、
涼しくなっていく外気に馴染もうとしているところに、
暑い1日が出現すると、どこか裏切られたような気がしてしまうのですね。

自然現象に対してすら、そう思うのですから、
いわんや人に対してをや。

安定した関係を築いている、と思っていた人が
いつもと違う態度を示してきたら、結構動揺しませんか?

そして、あの時言ったあの言葉がまずかったか、
いや、何か返事を忘れて失礼しているのかも…
などなど、疑惑の無限ループにはまってしまうことがあるのでは。

私はあります。
特に疲れている時は。

本当のところ、
その人に他意は全くなく、
他のことに気をとられていただけかもしれない。
いや、でも、やっぱり私が何かしでかした?
(粗忽者なので、十分ありうる…)

わかるわけのない正解を求めて、脳がフル回転するので、
一層、疲れます。

こんな悪循環を救ってくれたのが、
Acceptance & Commitment Therapyで出会った考え方。

「その思考は、自分にとって役に立っているか?」

その思考が正解かどうか、ではなく、
そのことを考えることが、何か自分のためになっているか?

自分のためになっているのであれば、考え続けたらいいし、
そうでなければ、考えなくたっていいのだ、ということ。

シンプルな基準だけど、私にとっては効果てきめん。

しかつめ顔をして、何かの正解を求めるのに躍起になっている自分がいたら、
心の中でそっと聞いてみることにしています。
「それを考えることは、私の役に立っている?」 
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