そらブログ

めじろそらクリニックのblogです。

その1) 心の悩みを抱えているあなたへ
 

in all honesty therapy has saved my life so many times.

  if youre afraid to ask for help, dont be.

  u dont have to be in constant pain & u can process trauma.

  ive got a lot of work to do 

  but its a start to even be aware that its possible.
 

「実を言うと、カウンセリングは何度も私の人生を救ってくれた。

 一人でじっと辛い気持ちに耐えている必要はないし、

 人に助けを求める勇気さえあれば、トラウマに対処することだってできる。

 私にはまだたくさんやるべきことがあるけれど、

 それが可能だって気が付くことが第一歩なの」

アリアナ・グランデ 2018115日付のTwitterより

 


臨床心理士・公認心理師の澤地です。

 

患者さんから、「カウンセリングって何をするんですか?」

とご質問をいただくことがよくあります。


中には、「つまらない私の話なんか聞かされて、

カウンセラーさんが迷惑なんじゃないですか」とか、

「マインドコントロールされ、人格を変えられてしまいそうで怖い」

と言われる方までいて、驚いたこともあります。

 

人は特に心が弱っている時、不安やマイナス思考が強まる傾向があるので、

実際にカウンセリングルームの中で何が行われているかわからないと、

こうした極端なイメージを抱かれても仕方がないかもしれません。

 

いずれにしても、カウンセリングに興味はあるけど、

実際に受けるのは抵抗があるという方は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで、今後数回にわたって、

カウンセリングとはどういうものなのかについて、

紹介していきたいと思います。


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巷では、「精神療法」「心理療法」「サイコセラピー」等、さまざまな名称が散見されます。
ここでは、精神科医や臨床心理士、公認心理師が、主に対話形式で患者さんの症状の改善を目指して行う療法を総称して、「カウンセリング」と呼ぶことにします。


名称未設定















アメリカのTVドラマ『In Treatment』のカウンセリング場面

私ごとですが、先日風邪をひいてしまいました。
朝起きた時に「喉が痛いな」と感じたので、熱を測れば36度、まあ平熱。

「この時期だから乾燥して喉を痛めたかな」と考えていました。
それが、夕方にかけて腹痛、頭痛、吐き気…と悪化。

夜には熱が38度まで上がり、病院に駆け込んで診てもらったら風邪でした。
風邪をひいた原因はなんとなくわかります。



……週末、遅くまで遊んでいました。



風邪は誰でも引きます。
では、私たちのクリニックが専門とする精神・心療内科の病気は…?


風邪の症状は様々で、
喉の痛みで咳込んだり、鼻づまり、熱っぽかったりと
自分の体感的な異変に気付きますし、

他の人から見ても「あの人、具合悪いんだな」と感じられます。

しかし、心が疲れている時には、〇〇が痛い!苦しい!というより、

言いようのない怠さだったり、
なんとなく寝られない、ご飯がおいしくない、やる気がおきない

という、漠然とした症状が先に出てきて、
自分すら気付かないうちに発症している場合があるようです。



実際、初めての方から予約の電話を受ける際に

「頭やお腹が痛いから、
〇〇科で精密検査をしてもらったけれど、問題なかったです。
だから、精神・心療内科に相談してみては?
と言われて、こちらに電話しました」

と言われるケースもしばしばあります。

その後で、
「まさか自分が精神・心療内科に来るなんて思わなかった」
とおっしゃる方もいました。


自分はメンタル不調にならない、大丈夫
と思っている方は多いのではないでしょうか。

私自身も、手洗い、うがい、しっかりしてました。
風邪にならないと思ってました。

自分がしっかりしていても、
周りからの影響(タイミングや出来事)であったり、
逆にしっかり(がんばり)しすぎてしまうから。

小さな出来事も、積もり積もれば大きな波となって
自分へと押し寄せて
体調を崩してしまうことがあるのだと思います。


異変の出方は人によって異なります。
いつもの自分とどこか少し違うな、
ということが続きましたら、一度ご相談ください。

また、本人が受診に抵抗がある場合、
家族の方からのご相談も承っております。
お電話で予約の際、お申し出ください。
  *家族相談は保険適応外の相談になります。

↓ 風邪が移されないように逃げるA家の愛犬  

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どうせ自分はダメな人間。
あれも、これも中途半端でうまくいかない。
誰の役にも立っていない。

気持ちが沈んでいる時は、ついそう考えてしまいます。

これは、認知行動療法で言うところの
<心のフィルター>がかかった状態です

気分がウツに傾いている時には
グレーのフィルターを通して世界を見ているのです。

だから、本当は何かしらいいことがあっても
その存在に気がつきません。
世の中全てが灰色に見えます。

もっと悪いことには、
フィルターがあることすら気がついてない
だから、自分の見え方は<事実>そのものだと
思い込み、一層気持ちが沈んでしまう。

あなたが今見ている世界が
もしもグレーだったら。

微力だが、無力ではない」
そう呟いてみてください。

あなたは無力ではありません。
ささやかであっても、確かに一隅を照らしている
そのことを忘れないでください。

寒さの中に凛と咲く、ロウバイの花 
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地球上のあらゆる生き物の中で、
「自分は何のために生きているのだろう」
と考える生物は、おそらく人間だけではないかと思います。

我が家のネコもイヌも、
そんなことに思いを巡らしたことはなさそうで、
ご飯を食べる時は、真剣に食べているし、
散歩中は目に映るものに集中。
寝ている時は、本当に平和そのものです。

もう、見ているだけで癒されます。 

実はヒトだって、普段は生きる理由なんて考えていません。
くだんの「何のために生きているのか」という問いは、
心が疲れている時に、少しずつ澱のように沈殿して、
「生の輝き」を覆ってしまうようです。

その方がもともと持っている「輝き」が
また周囲を照らすことができるように。 

私達は、診療やカウンセリングを通して、
この澱を払っていけたらと願っています。

ある時、敬愛する師に
「仕事、楽しめてますか?」と尋ねられました。
それは、クリニックを引き継いでから、
慣れない業務に汗をかいている私へのねぎらいの言葉でした。
「楽しむ」というのは、この場合、
「生きがいを感じていますか」ということだったと思います。

「生きる理由」と「生きがい」は似ているようで違うみたいです。
人は「生きがい」を感じている時、
あえて「生きる理由」を考えることがありません。

私は仕事を楽しんでいます。
でも、そう思えない日には、
師のことをそっと思うことにします。

私に「生きがい」をバトンタッチしてくれた師に。
心からの感謝を込めて。

クリニックからの夕景  
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こんにちは!臨床心理士の福島です!

突然ですが、みなさんはどんな趣味をお持ちでしょうか。
私は小学校のときから釣りが趣味で、最近だとほとんど毎週釣りに出かけています。

趣味が釣りでよかったなあといつも思っています。
それは「今」を感じることができるからです。

みなさんは普段から「太陽の光ってこんなあったかいんだ」とか
「風って気持ちいいな」と感じてますか?
これって外にでてその瞬間、つまり意識して「今」を感じないとわからないことですよね。
そこで今日は「今」につながるマインドフルネスについて話をしたいと思います。

 

もうご存知の方はいるかもしれませんが、マインドフルネスとは・・・

 

「今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、
瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる。
マインドフルネスの語義として、
『今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、
とらわれのない状態で、ただ観ること』
といった説明がなされる。」(Wikipediaより引用)

 

・・・うーん、これだけだと、ちょっと難しいですね。
すこし詳しく説明していきましょう。

私達は毎日いろいろな情報をキャッチし、
さらにそこにはいろいろな気持ちが湧いていきます。
もちろん「嬉しい!」ことや、「やった!」という気持ちならいいのですが、
毎日そんなことばかりが続くわけがありません。
時には「ああ・・・やだな」、とか「なんで自分だけ!」
と思うことも少なくないでしょう。
そして結果的に明日が来るのが嫌になったり、過去の出来事をいつまでも悔いたりして
それがループして、結果的に負の連鎖にはまってしまうなんてことがあると(あったと)思います。

こうした負の連鎖を断ち切るにはマインドフルネスに考えることが重要だと言えます。

例えば近い将来に大きなプレゼンを控えているとしましょう。
もちろん誰しも成功だけでなく、もしも失敗したらなんてことを考えたりします。
人によっては失敗ばかり考えてしまい、最終的には「自分は以前も失敗したことあるから、
今度のプレゼンも失敗するにちがいない」と考えてしまうこともあるでしょう。

でもよく考えて見てください。

あなたは未来予知者でもなければ超能力者でもありません。
我々は5分先、1秒先に起きることさえも予測できないのです。
ましてや明日、1週間先のプレゼンでなにが起きるかなんてわかるわけありません。

こんなときは是非、「今」を通して自分を客観的に感じてみてください。

例えば「今、自分は来週のプレゼンで失敗することを考えている」
「あのとき(過去)は失敗した、でも未来に同じことが起きるとは限らない」
「未来のことはだれにもわからない。今できることはなにかを考えよう」
というような言葉を自分に聞いてみてください。

過去、未来に対して不安や後悔をしているよりずっと現実的じゃないでしょうか。
こうしたマインドフルな考え方、ぜひ普段から練習してみてくださいね。

最後にヘミングウェイが言った一言をここに書いておきます。

 

『釣れないときは、 魚が(今を)考える時間を 与えてくれたと思えばいい。』

※( )は私の解釈です

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